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1/01/2026

あけましておめでとうございます

 昨年もこのスタグフレーションの中、色々とご注文ありがとうございました。

本年もよろしくお願いします。

さて恒例の本の紹介ですが、最後の国学者と呼ばれた、山田孝雄氏の「神道思想史」です。講演の文字起こしですので、戦中に出た本ですが、非常に読みやすく、神道入門にピッタリです。GHQに焚書されたものの復刻です。


神道は他の東洋思想の影響を受け、神仏習合となっていくのですが、江戸時代に国学が興り、本居宣長が35年という途方もない時間をかけて、古事記が読めるようになって、それから明治政府の神仏分離令に繋がっていく一連の流れ、言い換えれば、神道から宗教性を取り除いていく流れは、現在も墓仕舞いや寺離れなどの形で続いていると思います。


曳馬城跡に東照宮があることは知っていましたが、初めて行ってきました。


秀吉も若い時分に浜松に居たので、銅像が立っていました。


西の向かいに浜松城があります。



1/01/2025

あけましておめでとうございます

 昨年もお買い上げ、などなどいろいろとありがとうございました。

本年もよろしくお願いします。

さて、恒例の本の紹介ですが、大石久和 著、「『国土学』が解き明かす日本の再興⏤紛争死史観と災害死史観の視点から」です。


大石さんは土木畑の方ですが、世界の歴史を見るうちにユーラシア(イギリスを含む)では人が大量に死ぬのは紛争であり、一方我が国では災害であることを、副題にある通り、「紛争死史観」と「災害死史観」と名付け、ものの考え方に根本的に違いがあるということを、かなり以前より主張し続けています。そして世界の主流は前者であるから、日本人はその点を認識し気を付けねばならないということです。

私も彼の本をいくつか読んで、日本の歴史を勉強するだけでは駄目で、世界の歴史も勉強しないといかんと思ったのでした。

youtubeチャンネルもあります。ちょっと前の動画ですが、インフラや公共事業についての話を貼っておきます。財務省(大蔵省)がメディアを通じて垂れ流すプロパガンダによって、多くの日本人が多くの点で誤解していることが分かります。

https://www.youtube.com/watch?v=R-C8eFPpMr4




1/01/2024

あけましておめでとうございます

 昨年も沢山のご注文ありがとうございました。

本年もよろしくお願いします。

さて恒例の本の紹介ですが、今回はシリーズものです。

中公新書の「物語 〇〇の歴史」です。〇〇には国名や地域名が入ります。

何冊かは既に読んでいたのですが、調べてみますと、結構充実していましたので、50歳を機に全部読んで見ました。

こういった書物で一番の障害は初見の固有名詞ですが、そこはある程度は仕方がないと割り切るしかないです。

個別にこの本のここがいいとかはあえて書きませんが、ここまで読みますと、まぁ、視野は確実に広がります。

残念なのは、主要な国がいくつか抜けているので、それらは別のもので補うしかありません。

「ロシアとソ連邦」はソ連崩壊前夜の出版ですので、内容もそこまでです。学生の時買いました。これを再読後に一番上の写真の右(ウクライナ)から左へ読み進めました。その後、2番目の写真の左(中東)から右へ読み進め、最後に「アメリカの歴史」を読みました。これは大学で教科書として使われているようですが、1ページ割いてトクヴィルを紹介していて好感が持てました。
彼の「アメリカのデモクラシー」は長いのが難点ですが、現在、民主制を採用している先進国の腐敗や混乱ぶりが、よりわかりやすく理解できるかと思います。彼がおよそ200年前に見抜いていたことに驚愕します。

1/01/2023

あけましておめでとうございます

 昨年も多くのご注文ありがとうございました。

本年も変わらずに製作のペースを守りながら、地道に行きますので、よろしくお願いします。

さて、今年の一冊は、松田権六著「うるしの話」です。
二部構成となっており、第一部が、漆の基本的な話から、蒔絵や全国各地の漆芸の話やらで、漆に興味を持たれたらまず読むべき内容となっています。
第二部は松田さんの自伝となっており、万年筆や船内に漆を施す話とか、非常に興味深く読みました。

私も長いこと拭き漆の椀を使っていましたが、すぐ禿げてしまうので、その都度カシューを塗っていました。数年前カシューが固まって使えなくなったので、この際ちゃんとしたものをと買って以来、漆の魅力に気づきました。

写真は我が家の漆器です。全て普段使いのもので、特に高いものはありません。
左の黒い椀は会津塗、中央の大きめの椀は、秋田県の川連塗、右の徳利袴は根来塗、角盆は岡山県津山市の小椋さんという方が作ったものです。小椋さんはホームページがありますので、貼っておきます。こちら

追記 大事なことを書くのを忘れていました。
今年は20周年でした。記念モデルを5月の錦糸町の展示会に出す予定です。


1/01/2022

あけましておめでとうございます



昨年も多くのご注文を頂きまして、ありがとうございました。

今年もよろしくお願いします。

さて今年も一冊だけ本の紹介をします。

宮本常一 「ふるさとの生活」

昨年は柳田國男を取り上げましたので、民俗学の二大巨頭のもうひとかた、宮本さんを取り上げないわけにはいきません。

この本は子供向けに書かれており、読みやすい(宮本さんの文章は概して読みやすいです)上に、彼の仕事の集大成的な内容となっています。

この本の序文は柳田さんが寄せていますので、抜粋します。

 この本を書いた宮本先生という人は、今まで永いあいだ、もっとも広く日本の隅々の、だれも行かないような土地ばかりを、あるきまわっていた旅人であった。どういう話を私たちが聴きたがり、聴けばおもしりがりまたいつまでもおぼえているかということを、この人ほど注意深く考えていた人も少ない。



季節はずれの百合です。めでたく元旦に咲きました。

1/01/2021

あけましておめでとうございます

 昨年も色々とありがとうございました。

今年もよろしくお願いします。

昨年書きましたオリンピック記念モデルがもしかしたら幻になってしまいそうで、それが残念です。


さて、例年通り本を一冊だけ紹介します。

柳田國男の「故郷七十年」です。

晩年に口述筆記したもので、子供の頃の話から、文学、民俗学の話まで、非常に面白い本です。

明治八年生まれですから日本の近代史にもなっています。文学の方では、鴎外、一葉、露伴の名前が出てきて、それだけでわくわくしてしまいます。自決直前の芥川とのやり取りや、藤村との「椰子の実」を巡る逸話など、興味が尽きないです。

小林秀雄が講演で取り上げているのを見つけましたので、参考まで。(茨城県の布川のことを「ぬのかわ」と発していますが、正しくは「ふかわ」です)

https://www.youtube.com/watch?v=4zKia7Szy68

この講演の続きと思われるものも貼っておきます。同じ柳田さんの「妖怪談義」について語っています。(講演部分は10分程度ですが、途中から重複しています)この本もお勧めです。

https://www.youtube.com/watch?v=pNoBd6cpBxs



1/01/2020

あけましておめでとうございます

昨年もいろいろとありがとうございました。
特に、増税後にもかかわらずご注文を下さった方々には本当に感謝申し上げます。
本年もよろしくお願いします。

ウクレレの製作本数が100本に達しましたので、ソプラノとコンサート390/407 を2万円値上げしました。
今後ともよろしくお願いします。

その100本目の記念モデルと、今年はオリンピックがありますので、その記念モデルを各一本づつ予定しています。
5月の錦糸町の展示会に出品できるかと思います。

さて、昨年に引き続き、一冊だけ本を紹介したいと思います。

河原宏 著 『秋の思想』かかる男の児ありき

1998年に出た『「自在」に生きた日本人』の続編のような本ですが、日本の歴史や精神文化に興味のある方であればかなり勉強になるかと思います。

中野剛志氏による解説が秀逸なので抜粋しておきます。

 読者は、本書が凡百の歴史書とはまるでスタイルが違うことに驚くだろう。時代環境の分析や事実の記述とともに、和歌や漢詩が自然な形で織り込まれ、歴史物語や小説といったフィクションまでもが交差する。「理」と「情」の両面から立体的に、歴史上の人物の生を浮かび上がらせていく。これこそが、近代的な科学主義に汚染される前の日本にあった、本来の学問の姿ではないだろうか。

1/01/2019

あけましておめでとうございます

昨年もいろいろありがとうございました。

今年も変わらずよろしくお願いします。

毎年毎年同じご挨拶では面白くもないので、昨年読みました本の中で最も印象に残ったものを紹介します。

「縄文美術館」という縄文時代の土器や土偶その他の写真集です。

これは日本のものづくりの原点です。
特に土器の手の込みように圧倒されます。この細かさに何の意味があるのだろうとつい考えてしまいます。
解説では実際に使った跡がある、とありますが、実用を超えた装飾はやはり宗教的なものかと思います。

勿論、大陸から文化技術が入ってくるまでは、日本は何の文化もなく未開だったなどということはありえないのがよく分かります。

このおどろおどろしさは、私には古事記の神代の巻を思いおこさせます。

日本の古代史は、知れば知るほど面白いです。