1/01/2022

あけましておめでとうございます



昨年も多くのご注文を頂きまして、ありがとうございました。

今年もよろしくお願いします。

さて今年も一冊だけ本の紹介をします。

宮本常一 「ふるさとの生活」

昨年は柳田國男を取り上げましたので、民俗学の二大巨頭のもうひとかた、宮本さんを取り上げないわけにはいきません。

この本は子供向けに書かれており、読みやすい(宮本さんの文章は概して読みやすいです)上に、彼の仕事の集大成的な内容となっています。

この本の序文は柳田さんが寄せていますので、抜粋します。

 この本を書いた宮本先生という人は、今まで永いあいだ、もっとも広く日本の隅々の、だれも行かないような土地ばかりを、あるきまわっていた旅人であった。どういう話を私たちが聴きたがり、聴けばおもしりがりまたいつまでもおぼえているかということを、この人ほど注意深く考えていた人も少ない。



季節はずれの百合です。めでたく元旦に咲きました。