昨年もいろいろとありがとうございました。
特に、増税後にもかかわらずご注文を下さった方々には本当に感謝申し上げます。
本年もよろしくお願いします。
ウクレレの製作本数が100本に達しましたので、ソプラノとコンサート390/407 を2万円値上げしました。
今後ともよろしくお願いします。
その100本目の記念モデルと、今年はオリンピックがありますので、その記念モデルを各一本づつ予定しています。
5月の錦糸町の展示会に出品できるかと思います。
さて、昨年に引き続き、一冊だけ本を紹介したいと思います。
河原宏 著 『秋の思想』かかる男の児ありき
1998年に出た『「自在」に生きた日本人』の続編のような本ですが、日本の歴史や精神文化に興味のある方であればかなり勉強になるかと思います。
中野剛志氏による解説が秀逸なので抜粋しておきます。
読者は、本書が凡百の歴史書とはまるでスタイルが違うことに驚くだろう。時代環境の分析や事実の記述とともに、和歌や漢詩が自然な形で織り込まれ、歴史物語や小説といったフィクションまでもが交差する。「理」と「情」の両面から立体的に、歴史上の人物の生を浮かび上がらせていく。これこそが、近代的な科学主義に汚染される前の日本にあった、本来の学問の姿ではないだろうか。