このリンのLP12という機種に特別あこがれはなかったし、もうだいぶ前ですが実物を見てこんなフワフワしてるのか、見た目も安っぽいなぁという程度でしたが、自分の生まれた年から現在もまだ作ってるのを知り、これなら死ぬまで修理が出来てつき合えるかな、という感じで決めました。
キャビネットが新品でシリアルがないので分かりませんが、結構古い個体だと思います。電源も新品で、所謂フルリストアされたものです。
調整台 |
始めのうちは低音の彫りが深いなぁ、でも中音域が引っ込むなぁ、という程度でしたが、3日目くらいから、どんどん良く鳴りました。
なんか楽器みたいだと思いました。これは面白い体験でした。
物理特性はダイレクトドライブにまったく及ばないのに、出て来る音が正確かつ活き活きしてるのに驚きます。内周でピアノがちょっと揺れるのはご愛嬌ですね。
音の世界は、楽器もそうですが、スペックだけでは計れないとしみじみ感じます。
やはりダストカバーがないと不便なので、楽器に使いたくないスプルースで作りました。ただ載せるだけのものです。