6/14/2018

size12g 2004年製

 独立してまだ間もない頃のギターですが、この度修理で戻ってきました。
シリアルナンバーもなく、ブリッジやヘッドのデザインが現在のものとは違います。内部塗装もしていない、極々初期のもので、当時のことが思い出されます。(2003年に独立なのですが、材料を買う資金を稼ぐ為に一年間は週6日アルバイトをして、日曜日だけギターを作っていました。)


 ネック裏の塗装が剝げているように、かなり弾き込まれ、しかしその他には大きな傷はないので、大事に扱って頂いているのがよく分かります。

自分の作ったギターで、充分に時間の経ち、かつ弾き込まれた個体を触る機会はほとんどないため、 非常に参考になります。

ここ最近はウクレレ製作に追われ、ギターは余り作っていませんが、このような、ローズ/スプルースで艶消し極薄塗装のsize12という、独立当初よく作っていた仕様でまた作りたくなりました。