4/25/2016

アンプ内蔵スピーカー

横幅300mmです
dayton audio ND65-8 という、65mmしかないのに、f0が80.8Hz と随分低いユニットを見つけたので、作ってみたくなりました。アメリカのメーカーのようですね。
アルミコーン、ゴムエッジ、ネオジウム磁石と、今まで使ったことのない素材ばかりです。

持ち運べるものにしたかったので、アンプは内蔵しました。同じメーカーのDTA-2 というアンプモジュールで、DTA-1というデジタルアンプの中身だけのものです。調べると、DTA-1はアメリカでは安くて音がいいということで結構話題になっていたようです。数カ所のはんだ付けが必要です。

ちょっと前にアンサンブル型で上手くいったので、また同じく左右一体のバスレフです。実効内容量2.2ℓ、ダクトの周波数は約77Hz とちょっと欲張ってみました。

入力のミニフォンジャックや、ボリュームはパネル取り付け用なので、ザクっています。狭いので配線が大変です。グリルはパソコン用のファンガードをゴム脚で浮かせています。

想像してた以上に低音が出るので、見た目の小ささとのギャップにしばらく笑ってしまいました。フォステクスのFEシリーズのような爽やかさとは、対極にあるような音ですね。下がかなり出るので、よくある超ミニスピーカーのスカスカした感じが全くなく、充分鑑賞に堪えられます。

能率が78.3db(8Ω)しかないので、音量がどれだけ稼げるかを気にしていましたが、 充分過ぎるくらいに鳴ります。音量上げても低音が破綻しないのはこのサイズでは凄いです。

かなり気に入りましたので、このようなほぼモノラルではなく、同じメーカーのもう少し大きいユニットで、ちゃんとステレオで鳴らしたくなりました。

コーンは目で見えるくらいに盛んに振動していますので、耐久性が心配ですが、スピーカーユニットもそれなりに進化してるのだなぁ、と実感した次第であります。